林業

木材販売

 建築用材をはじめ、土木用資材を取り扱っています。
企業様だけでなく、一般の方にも小売販売を行なっています。

 当社では、柱材、桁材、垂木等の建築用材や、杭、丁張板等の土木用資材を取り扱っています。企業様への納品はもちろん、一般の方にもご要望に応じた製品販売を行なっています。

 ご要望に合わせて、プレーナー仕上げやプレカット加工も承ります。

加工の流れ

プレーナー仕上げ等の加工を行っています。
お持ち込みの木材加工のみもご対応いたします。

01委託製材

丸太を製材所に搬入し、製材します。



02乾燥

土台・柱・桁等の乾燥を行います(機械乾燥1~2日、天然乾燥半年~1年)。



03仕上げ

乾燥した木材を、大型4面プレナー(カンナ)で規格寸法に仕上げます。



04販売

仕上げが完了した木材を販売します。



FSC®/COC認証(FSC-C006652)
FSC®認証材を取り扱っています


 当社は、COC認証を取得しています。
 FSC® COC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証とは、FM認証を受けた森林から産出された木材を、適切に管理・加工していることを認証する制度です。
 当社では、製品の管理を適切に行っており、認証材と非認証材が混ざることはありません。

 FSC®(Forest Stewardship Council®: 森林管理協議会)森林認証は、適切に管理された森林を認証する制度です。世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーン購入の高まりを背景として、1993年に会員制の非営利組織で誕生しました。
 九州電力社有林は2005年3月5日、FSC®認証を電力会社としては初めて、国内で20番目に取得しました。(FSC®C018956)



FSC®森林管理認証とは

 森林認証制度は、持続可能な森林管理を普及させることを目的に、環境・社会・経済的側面に配慮した森林管理が行われているかどうかを評価し、「責任ある森林管理」を認証する制度です。認証された山林で生産された木材及び木材製品にはラベリング(図1)することができます。

 森林認証は「森林管理の認証(FM認証)※1」と「生産物認証(COC認証)※2」からなります。 2つの認証をもって生産者と消費者をつなぎます。(図2)

※1 FM認証:適切な森林管理を認証

※2 COC認証:認証木材の流通・加工を認証

 九州電力社有林の管理を行っている当社は森林経営においてFM認証を、木材部門においてCoC認証を取得し、FSC®認証材を生産しています。 

2.FSC®認証審査

 認証審査は、事前調査・本審査・年次審査(1回/年)・更新審査(1回/5年)が行われます。
九州電力社有林では、審査は管理委託先である当社林業部において行われます。

FSC®認証取得・維持の流れ

審査は書類審査と現地審査からなり、FSC®10の原則(下記参照)に基づき、環境的、社会的、経済的に責任ある森林管理がなされているかどうかを審査されます。

 

(写真:2021年 年次審査 現場審査の様子)




FSC®10の原則

1:法律や国際的な取り決めを守っている

2:労働者の権利や安全が守られている

3:先住民族の権利を尊重している

4:地域社会の権利を守り、地域社会と良好な関係を保っている

5:森林のもたらす多様な恵みを大切に活かして使っている

6:環境を守り、悪影響を抑えている

7:森林管理を適切に計画している

8:管理計画の実施状況を定期的にチェックしている

9:保護すべき価値のある森など(HCV)を守っている

10:管理活動を適切に実施している

出典)FSC®ジャパン, 「FSC原則と基準(第5版)紹介冊子」, https://jp.fsc.org/jp-ja/Tools_and_Materials

木材供給実績

東京オリンピックのメイン会場である新国立競技場の大屋根や、2023年に完成した立命館アジア太平洋大学(APU)新教学棟に使用された木材は、当社が管理している九州電力社有林から供給されたFSC認証材です。